2020.05.11
(仮称)宮の森集合住宅
はじめまして。工事主任の黒畑と申します。
よろしくお願い致します。
なかなか肌寒い日が続いておりましたがようやく暖かくなってまいりましたね。
さて、現場の状況ですが、着工から約1年ほど経ちまして
掘削工事(土を掘って搬出する作業)がようやく終わりが見えてきたところです。
これからはいよいよ躯体工事(建物を作る)が始まってまいります。
これから工事の進捗に合わせて現場の外からでは見られないような部分を紹介していきます!
今回は山留め工事というものを紹介します。
建物を支える基礎の部分を作る上で
どうしても現状地盤より深い位置で工事をしなければなりません。
必要な範囲だけ土を掘ればいいのですが、深ければ深いほど周りの土が崩れてきてしまう危険性があります。
そこで登場するのが「山留め」です。
これにも色々種類がありますが、当現場では親杭横矢板工法という工法で、
等間隔に打ち込んだH鋼に木の板をはめて土を止める壁を作っています。
ただ壁を作っても土に押されて倒れてきてしまうので内側から押してあげるか
土が残っている側に引っ張って上げる必要があります。
なので
・打ち込んだ部分を掘って
・木の板を一枚ずつはめて
・鋼材で抑えて(赤いのを山留材と言います。)
・鋼線を打ち込んで
・引っ張れば完成です
そんなことを繰り返し高さ約20mの土を崩れるのを防いでいます。
いやーすごいですね。
こちらは鋼材を組み合わせて内側から油圧のジャッキで押すパターンです。
こうしてようやく建物を建てる躯体工事(建物を作る)に入っていくような流れになります。
躯体工事の紹介は今後の投稿で少しづつ紹介していきます。
最近は仮囲いを一部、透明なものに変えましたので気になる方はぜひ覗いてみて下さい!
コロナウイルスの影響で大変な日々をお過ごしかと思います。
ご近隣の皆様にはなるべくご迷惑おかけしないよう配慮しているつもりではありますが
至らない点も有るかと思います。
気になる点があれば早急に対応しますのでご意見いただければと思います。
まだまだ工事は続きますがどうぞお付き合いお願い致します。