現場ブログ

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2023.01.19

アルビオ・ガーデン南郷通15南新築工事

エレベーターの仕組みについて

お疲れ様です。
現場職員の佐々木です。

先日2棟ともにエレベーター工事が無事に終了しましたので、
今回はエレベーターの仕組みについてお話したいと思います。


エレベーターが動く仕組み

エレベーターは基本的にはワイヤーを使って人の乗る部分(かご)を、
滑車を介してつるべ式で動かすことによって各階に行ったり来たりしています。

エレベーターのかごはエレベーターシャフトというコンクリート造の
基本四角柱の形をした建屋の中を左右に取り付けたレールを介して
上下に動いて各階に停止する仕組みです。

かごの反対側にはカウンターウエイトという重りみたいなものがあり、
これでかごとバランスをとっています。
このカウンターウェイトとかごがワイヤーで繋がっていて、
建物の屋上にあるエレベーター機械室の中に設置してある巻き上げ機の滑車を動かして上げ下げしています。
このタイプのエレベーターは「ロープ式」と言います。

通常、作業員しか立ち入ることの出来ないエレベーターのかご上(かごの天井裏)には
様々な部品が付いています。
エレベーターを動かす為に必要な電気ケーブルを繋いでいる制御盤、換気扇、扉を開閉するモーター、
エレベーターがちゃんと各階に停止出来るような装置など、
限られたスペースに所狭しと細かい部品やケーブルが設置されています。


エレベーターの駆動方式は主に2種類

エレベーターには大きく分けて油圧式とロープ式の2つの駆動方式があり、それぞれ特徴が異なります。
ご自分が管理・所有している建物がどちらのエレベーターを使用しているのか把握するためにも、
駆動方式の違いについて確認してみませんか?


油圧式

油圧式のエレベーターは、主に低層用に使用される事が多くなっています。
油圧式は、油の圧力を利用して物を持ち上げる油圧ジャッキに、
作動油を送り込む事でエレベーターを動かす仕組みです。

油圧式には、滑車を動かしロープや鎖を介してカゴの昇降を行う間接式と
油圧ジャッキがカゴを直接動かす直接式、油圧ジャッキとアームを使ってカゴの昇降を行う
パンタグラフ式の3種類に分ける事ができます。


ロープ式

ロープ式のエレベーターはほとんどのマンションや商業施設などで使用されており、
電動モーターの力を使ってカゴを動かしています。
昔のエレベーターは蒸気機関などで駆動していました。

しかし現在では電動モーターを使用してエレベーターを動かす事が多くなっています。
ロープ式はロープをドラムに巻き付けるタイプの巻胴式とつり合いおもりを使うタイプの
トラクション式に分ける事ができ、一般的には電動機容量が小さく省エネなトラクション式の方が
利用されています。

また、トラクション式には、システムの構築が比較的容易で低層や超高層ビルなど、
ありとあらゆるシーンで使用されている機械室ありタイプと自由に昇降路を設計する事ができる
機械室なしタイプがあります。

今回初めてエレベーター工事を見させていただきました。
初めてでしたので工事開始から結構時間がかかるものだと思っていたのですが、
自分が想像していたよりも早く、15階建てのマンションで約1ヶ月ほどで工事完了したので
想像以上の早さに驚きました。

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