- 2009年11月11日 21:52
山口県に国特別天然記念物であり
中国地方屈指の集客力を誇る観光資源でもある鍾乳洞「秋芳洞」がある
今ここで
観光用の照明が、本来存在しない植物を育ててしまっているのだという
太陽光が届かず、暗闇が延々と続く秋芳洞の中は
気温は年間を通じて17度前後で一定で、植物は育たず
洞内だけに住む固有の生物が独特の生態系を創っている
この数十万年の歳月をかけてできたこの環境を一変させたのが
観光用に設置された照明なのだ
この照明には
通路を照らし、「百枚皿」や「黄金柱」などの見どころをという重要な役割もあるが
本来、洞内に育つはずのない植物が入り込み
電灯の明かりで光合成をし、成長しているという危機の原因にもなっている
そこで次世代の光として注目されているLEDの出番となった
省エネ+デザインの自由度が高さ+環境維持を狙い
洞内の照明をすべてを転換しようとしている
観光用に公開されて今年で100周年を迎えた秋芳洞
「自然保護」と「観光振興」の共存に向け
大きな節目となりそうだ
なぜこの話題なのかと言うと
あたしは2005年に洞窟探検しているのである
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