現場ブログ

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2023.12.28

アルビオ・ガーデン北31条新築工事

スリットについて

お疲れ様です。

現場職員の小松です。

 

朝、目覚めると雪が積もっている日も多くなり、本格的に冬を感じるようになってきました。

今年も残すところ、3日となりました。

皆様はどのような1年でしたでしょうか。自身としては多くのことを学んだ1年だったのではないかと思います!

冷え込む日が続いておりますが体調を崩さぬようお気を付けください。

 

現場の状況ですが、12月21日(木)に6階立上りのコンクリート打設が完了しております。

3月に着工となり早いもので、基礎工事を経て中間地点である6階まで躯体が立ち上がっております。

年明けからは本格的に内装工事も始まってきますので、より現場もにぎやかになっていきます。

 

さて、今回は【スリット】というものをご紹介したいと思います。

呼び方は様々で構造スリット、耐震スリット、スリットなんて呼ばれたりします。

スリットにも2種類あり、

 

 

 

 

 

 

 

壁と柱を切り離すために用いる【垂直スリット】

 

 

 

 

 

 

 

 

壁と梁を切り離すために用いる【水平スリット】があります。

 

この2つを使って、構造体(柱、梁)と構造体でない部分(開口部のある壁)との縁を切っています。

なぜ、縁を切らなければならないの?と思う人がいらっしゃると思います。

実際、自身も施工する立場になるまではこんなものが入っていると想像もしていなかったので、、、。

柱に壁がくっついていると、部材としては硬く強くなるのですが、変形能力が低下してしまいます。

イメージとしては頭と足を固定されている状態に近いです。動きにくいですよね。

同じことが柱にも起きます。結果として本来の力を発揮する前に壊れてしまうのです。

 

そこでスリットの出番です!!

 

スリットを設けることで柱と壁との縁が切れるので、柱が自由に動けるようになります。

結果的に柱全体で揺れに耐えることができるようになり、地震に対して強くなります。

あえて、弱いところを作り出して建築物を地震に強くする。建築って深いなとつくづく思います、、、。

 

近隣にお住いの方々にはご迷惑をおかけしてしまう点があるかもしれませんが、安全第一で工事を進めていきますので、引き続きご理解の程宜しくお願い致します。

 

以上、小松でした!よいお年を!!

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