2021年度 (令和3年度)
土木
石狩川改修工事の内 北村3区樋管下流攪拌土造成工事において
ICTを活用した現場効率化に取り組みました。
■ICT建機(MCバックホウ、MGバックホウ)による施工
当該現場では点在する施工箇所を、限られた人員で管理して行く必要があったことから
ICT建機を導入し、丁張レスでの施工を実施しました。
これにより丁張設置手間を削減し、人員数を抑えながら
スピーディーに現場を進めて行くことができました。
≪河川掘の掘削でバックホウを使用 車載モニターから設計面までの数値を確認≫
■3次元データによるイメージ共有
また、ICT建機に使用した3次元設計データは打ち合わせや説明の際も活用し、
視覚的に伝わりやすい3Dモデルを使うことで
完成イメージの共有・協議をスムーズに行うことができました。
《3Dビュー 北村下流工区》
■3次元データで掘削土量管理
そのほか、各施工箇所の掘削進捗をデータ化して掘削土量管理を行い、
工程を先読みしながらの現場運営に活かしました。
≪進捗状況を3次元データに反映≫
画像のグレー部分が全体の設計データ、
緑色→水色→桃色と掘削範囲を進め、進捗に合わせデータを反映。
■拌母材の含水比管理
また、セメント改良に使用する掘削土砂は含水比が重要となるため
ブロック分けした含水比モデルを作成し、適切な含水比の土砂をセメント改良に使用して
精度の高い品質確保を行いました。
≪色相で含水比データを可視化≫
以上のようにICTを活用しながら現場管理の効率化に取り組みました。