6時15分、奈井江町の空は弱い雨が降っています。
気温10度。
北海道産米には、「おぼろづき」「ふっくりんこ」「ななつぼし」など
高品質米が多数あり、いまではブランド米化しつつあります。
このような高品質米が作れるようになったのは、
生産者の熱い思いと、地道な努力、そしてなによりも夢があったからです。
そんな熱い思いを語る奈井江町内の米生産農家 山さんに話を聞いた。
山さん曰く、
「ゆめぴりか」この米を食べると、
「腰を抜かす」→「コシを抜かす」→「コシヒカリを抜く」
それほど美味い高級米が「ゆめぴりか」だと目を輝かせて話てくれた。
(オイラも山さんの話を聞いていて、何故か嬉しくなってきた。)
そんな「ゆめぴりか」ですが、今年は長雨と日照不足よる影響で
作況指数は全国最低の91の「j不良」。出荷量は予定のたった6%。
ところが、
米づくりに熱い山さん曰く、
「ゆめぴりか本格栽倍最初の年が天候不順による最悪条件でよかった」
と言い出した。(何故か?)
「基本技術を守り、愛情を込めて栽培管理すれば良い米は作れる。」
「この悪条件の気候でも品質を保ち栽培できる農家が本物の米農家だ。」
「うちの米は、反収8俵、たんぱく6.7%の最高品質(№1)だよ。」
「これができる生産者は限られる」
「この品質と、ブランドを大切に育てていきたい。」
「消費者はそこをきちんとみてほしい!」
こんなことを熱く、唇を震わせながら語ってくれた。
山さんが熱く語る裏側には、「ゆめぴりか」というブランド名だけで
ゆめぴりかの規格(たんぱく6.8%以下)を満足せずに
闇的に売りさばく農家や販売者に苦言を呈す。
農家が大切に育てているブランドを簡単に壊す行為を悲しみ怒っている。
最後に山さん曰く、
「この米は、若い人達(生産者)に、夢と希望を与えるブランドに育てる」
と語ってくれました。
(拍手。パチパチパチパチ)
消費者であるオイラ達は、
高くても安くても、とにかく本物を選ぶ目と心が必要です。
目先のPRや大衆に流されること無く、北の大地を大切に育てていきたい。
と、山さんの話を聞いて思ったのでした。
マスコミは、もっと、もっと、本物の米について国民に伝えるべきだよ。
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