- 2011年5月26日 08:06
5時20分、空知の空は霧に覆われています。
気温7℃。
文芸春秋5月特別号に「無名戦士たちの記録」と題して
東日本大震災直後、勇敢に対応した自衛隊員と、
国土交通省東北地方整備局の迅速な判断対応について、
作家 麻生幾さんが
失態続きの政府の下、
黙々と勇敢に戦った男女たちを
永遠に記憶しておこう
と、副題を付けて、臨場感たっぷりに描いている。
是非、是非、読んでほしい。
一部を抜粋↓(P143)
・ヘリをあげろ
「局長、ヘリを上げます!無人(職員を待たず)で上げます!」
そう具申したのは熊谷だった。東北地方整備局は仙台空港に
専用ヘリコプター(みちのく号)を保有していた。・・・・・・・・・・
ところが、指示を受けた(みちのく号)のパイロットたちは困惑
していた。地震で格納庫のシャッターが開かないのだ。職員が
ハシゴを持ってきて天井まで登り、引っかかっているワイヤー
を切断。やっとヘリコプターをエプロンへと誘導できた。それで
も、(みちのく号)の離陸は午後三時二十三分。地震発生から
たった三十七分後のすばやさだった。(みちのく号)は、広大な
仙台空港を飛び立った。それから数分後、信じがたい光景を
目にする。------
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