日経コンストラクションねっとわーくに掲載されていた読者からの投稿内容を見て現場を重視し、品質を高めたいと願う技術者のジレンマが伝わってきました。
以下転記
〔むなしさを覚える書類処理〕
・・・施工体制台帳やISO関連の書類などが重視さるようになり、技術者として現場に配属されてはいるものの、その処理に追われている。土木構造物を造る技術者というよりは「書類処理屋」と言った方がいいだろう。
この3,4年の間に、それまでのやく2倍の量の書類を作成しなければならなくなった。二度手間を強いられるような不必要と思える書類もある。実際に活用されるのか分からない書類も数多くあり、それは日々増え続けている・・・
このように書類のために仕事をしている状態なので、工事が終わって完成検査を無事クリアしても、何かむなしい気持ちになる。・・・・・・
現場を見るという本来の作業をこれ以上脅かすことのあにようにもう一度、考え直さなければ、土木の技術に大きな支障をきたすことになると思う。
以上の内容が投稿され掲載されていました。
一部オーバートークの感も感じられるが、現実の現場屋の悲痛な叫びであろう。要するに書類管理が多く、肝心要の現場を見れないというのは本末転倒である。俗に言われる「管理するための管理」状態に陥っているのである。一部の人達の満足感のために管理しているようなもので、何の徳にもならないことが往々にして多いものです。結果、品質も低下し、利益も出せなくなる。そうなると、さらに管理を強化しようとする。すると、益々現場に行く時間がとれなくなる。という状態になるのです。
ものづくりの原点は?
ということを考えると、解決策は見えてきます。
諦めずに頑張ってほしいと思います。
実は、これらの問題についての改善提案が、オイラの今年のテーマであり、行動計画のひとつなのです。
是非、一緒に議論したいなぁ。と思わせる掲載記事でした。
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