- 2008年1月 9日 08:36
- 日記
正月休み期間中に読めなかった本を読もうと思ったのですが、
デスクの中から過去に3度程読み返した本を引っ張り出して
読み始めた。
この本は、中小建設業の信頼についてあるべき姿を
考えさせられる一冊です。
建設業界の信頼とは?
そんなことを考えてみたことはありますか?
多くの方々は考えたことはないでしょう。
なぜなら、
信頼というものを考える必要性が極めて小さな社会だったのです。
それは、
仕事が継続いしてある。という安心がそうさせていたのです。
本の中で著者は「金魚論」と称して独自の評論で書き始められています。
(これがまた考えさせられます。)
競争原理のない社会には、やはり停滞や腐食が起こるものです。
この社会が建設業界だったのかもしれません。
腐食した脳味噌を、考える脳味噌に切り替えるのは
容易なことでありません。
腐食した脳味噌(人種)のままでは、
建設業界の安心だけでなく、信頼までぶち壊してしまいます。
我々は、流動性を持って考えなければいけません。
そこではじめて個としての成長が動きはじめるのです。
いつの時代も個としての人材は貴重です。
人材を育てないことには、
つまらない建設業界、つならない地域となってしまいます。
発注者の言われたことを正確にやっていればよいとか、
皆と同じことをやっていればよいと思っているのでは、
建設業界の人材は育ちません。
建設業界は変革しなければいけないのです!
なぜなら、地域にそして世の中に対して、
とても重要な仕事だからです。 オイラはそう考えます。
競争原理のない安心社会から、
個を考え、組織を考え、地域を考えて、
信頼とは何か? を考えさせてくれてるのがこの本です。
その本とは、
オイラが、考えることを考えるようになったベースは、
この「桃論」との出会いからです。
「桃論」すなわち著者である桃知利男氏との出会いからだ。
(我々は桃知利男氏のことを師匠とよんでいます。)
残念ながら既に「桃論」は廃刊となっていますが、
アマゾンでは中古品が¥167より15点出ている。
(お持ちでない方は即注文した方がいいですよ!)
さらに、この「桃論」をお持ちでない方のために、
こちらをご覧ください。
「桃論」- 中小建設業IT化サバイバル論
なんと、師匠がサイトに「桃論」の全文を移植作業が進められています。
「Lesson14 信頼ってなに?(4)―選好基準は複雑である」まで
書かれています。(全文の50%くらい)
こちらを読むのも面白いです。
なぜなら、連載雑誌のように、その先が読みたいと思ってしまうから。
(ただ、その先がいつアップされるのか分からないが・・・)
是非アクセスしてみてください。
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