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【山形県公共調達改善委員会報告書を読んで考えることは】

  • Posted by: ひぐま
  • 2008年6月23日 05:56
  • 日記

5時出社、気持ちの良い朝です。

昨夜、公共調達改革で検索してみると、

各自治体の公共調達改革指針や、公共調達改革工程表が

ずらりと出てきました。

いろいろ見ていたのですが、 なかでも山形県の

公共調改善達委員会報告書の内容に目が止まりました。

第2章 問題認識と検討課題の一部を転記いたします。

1.制度改革がもたらした建設業の現状
 山形県においては、一般競争入札の拡大を図ってきたことにより、
競争が激化しいわゆるダンピングが増加してきた。
建設業が地域経済を支えてきたことも否めず、相次ぐ建設業者の
倒産にみられるよに、建設業の衰退は総合的に地域力の減退その
ものであるといっても過言ではない。
 さらに、低価格入札が続き、従業員の賃金に影響するという負の
循環を招いている。このようなことは、山形県の人口減少に発車を
かけるとともに、優秀な技術者の離職や県外流出、若者の建設業
離れが進む危険性を孕んでいる。
 山形県の建設業の技術力低下を招来し、その結果、山形県の
公共工事の品質低下を現実化させるものとなる。

興味深い内容の報告書がまとめられていますので、是非ご覧ください。

これらを読むと、山形県のみならず現状の一般競争入札は問題が

山積みです。このような現状が長期間に渡ると、建設業界だけでなく、

地方が完全に崩壊してしまいます。

談合は恥ずべき行為だと思います。

しかし、

現状の一般競争入札はもっと恥ずべきシステムかもしれません。

総合評価落札方式をもっともっと工夫して、公共工事の信頼を高め、

品質向上を高め、地域経済を活性化できる制度化を早期に構築し、

健全な競争の中で切磋琢磨していきたいものです。

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